SQL文はデータベースを操作する上でたくさんの文法があり色々なことができます。その反面、(これ方面のプロで無い限り)たくさん有りすぎて全部を覚えるのは結構難しいと思います。そこで、基本的、且つよく使うと思われるものをピックアップし、備忘録としてチートシートとしてまとめてみました。
確認した環境
- OS:Ubuntu16.04LTS
- MySQL: version 8.0.12
※自分の環境にMySQLが入っていない場合はインストールが必要です。こちらの記事を参考にどうぞ。
→ MySQLをインストールする
SQL文とは
簡単にまとめると以下です。
-
- SQLはデータベースにおいてデータの操作をするためのプログラミング言語
- SQL文は、この言語の文法に則って書かれた命令文のこと
例えば、”sample_database”という名前のデータベースを作成する際は以下のように記述する。
CREATE DATABASE sample_database;
- SQLは何かの略語ではない。らしい。
詳細はWikipedia:”SQL”等をご参照ください。
使い方
ターミナル上で以下コマンドを入力すると、mysqlが起動します。
(“USERNAME”は、MySQLインストール時に設定したユーザ名を入力)
:~$ mysql -u "USERNAME" -p
Enter password:
Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 9
Server version: 8.0.12 MySQL Community Server - GPL
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Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.
Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.
mysql>
MySQLのコマンドラインが開始されました。例えば以下のようにSQL文を入力します。
mysql> CREATE DATABASE sample_database;
Query OK, 1 row affected (0.63 sec)
主なSQL文のフォーマットチートシート
基本的、且つ個人的によく使うと思われるフォーマットをピックアップし、チートシートにまとめました。
mysqlのコマンドライン上で文の最後の;(セミコロン)を忘れずに!
※スマホでは表示が見難いかもですm( )m
操作 | 書式 |
---|---|
データベース"database"を作成 | CREATE DATABASE database ; |
データベースの一覧を参照 | SHOW DATABASES; |
現在のデータベースを"database"に切り替える | USE database; |
データベース"database"を削除する | DROP database; |
テーブル一覧の参照 | SHOW TABLES; |
データベース"database"に、 テーブル"table"を作成 ※フィールドは、col1, col2を設定 | CREATE TABLE database.table( col1 int(5) primary key AUTO_INCREMENT, col2 varchar(10) ); |
テーブル"table"の削除 | DROP TABLE table; |
テーブル"table"のフィールド詳細を表示 | desc table; |
テーブル"table"に フィールド"col3"を追加 | ALTER TABLE table ADD col3 varchar(20); |
テーブル"table"からフィールド"col3"を削除する | ALTER TABLE table DROP col3; |
テーブル"table"のフィールド"col3"の書式を変更する | ALTER TABLE table CHANGE col3 col3 int(5); |
テーブル"table"にレコードを追加 | INSERT INTO table (col1, col2, col3) VALUES (1, 'a', 100), (2, 'b', 200); |
テーブル"table"のレコードを全削除 | DELETE FROM table; |
テーブル"table"のレコードのうち、フィールド"col1=2"のレコードを削除 | DELETE FROM table WHERE col1=2; |
テーブル"table"のレコードのうち、フィールド"col1=1"のレコードの"col2"の値を変更 | UPDATE table SET col2='aa' WHERE col1=1; |
テーブル"table"のレコードを全部参照 | SELECT * FROM table; |
テーブル"table"のレコードのうち、col1=2のレコードのcol2の値を参照(条件付き) | SELECT col2 FROM table WHERE col1=2; |
それぞれの詳細な説明については、MySQL公式サイトをご参照ください。
まとめ
今回は、基本的なSQL文をチートシートのかたちでまとめました。お役に立てれば幸いです。