listはミュータブルなシーケンスの一つで、Pythonの組込み型の一つです。本記事では、listの特徴や生成方法等の基本についてまとめました。
確認した環境
- OS: Ubuntu20.04LTS
- Python3.9.7
リスト (list)の特徴と生成方法
特徴
- リストはミュータブル(変更可能)なシーケンス
- イテラブルなオブジェクト
- 一般的に同種の項目の集まりを格納するために使われる
(参考記事:[Python] イテレータとイテラブルについて)
生成方法
リストを生成するにはいくつか方法があります。例を交えながら挙げていきます。
- 要素をカンマ(,)で区切り、[]で囲う
>>> a = [1, 2, 3, 4, 5]
>>> type(a)
<class 'list'>
# 要素に何も指定しないと、空のリストが返されます
>>> a = []
>>>
>>> a = [n for n in range(5)]
>>> a
[0, 1, 2, 3, 4]
list([iterable])は引数にイテラブルを渡すことで、リストが生成されます。
# 文字列をリストに変換
>>> a = list('abc')
>>> a
['a', 'b', 'c']
# 辞書型を単純に引数に渡すと、Keyのリストが生成
>>> d = {'a':1, 'b':2, 'c':3}
>>> list(d)
['a', 'b', 'c']
# rangeオブジェクトをリストに変換
>>> list(range(5))
[0, 1, 2, 3, 4]
# 引数を省略すると空のリストが返ります
>>> list()
[]
数値はイテラブルではないので、整数値を入れると下記のように怒られます。
>>> a = list(123)
Traceback (most recent call last):
File "<stdin>", line 1, in <module>
TypeError: 'int' object is not iterable
参考
- リストは要素を追加したり、削除することが出来ます。
- この他、リスト関係のメソッドはこちらにまとめています。
まとめ
今回は、Pythonのデータ型のシーケンス型のうち、リストの基本についてまとめました。